人文科学府 人文基礎専攻 東洋思想 分野
インド哲学史 専修
専修科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
アジア宗教思想特論 VIII
Religions in South Asia and Tibet (Specialized Lecture VIII)
講義題目  ハリバッタの『ジャータカマーラー』を読む
教授 岡野 潔
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2024 後期
毎週 月曜1限
伊都イーストゾーン 印哲研 教室
M/J科目 (日本語, サンスクリット)
更新情報 : 2024/3/13 (10:20)
授業の概要  語学的にかなり難しいと感じるかもしれないが、サンスクリット仏教文学の最大の傑作を、サンスクリット語とそのチベット語訳の原文で味わってみよう。
 ハリバッタの書いた『ジャータカマーラー』を読みたい。ハリバッタは4世紀後半頃の詩人である。
 この作品はインド仏教のサンスクリット文学の最高峰といえる作品である。
 テクストでサンスクリット語が欠落している箇所を、チベット語訳で補いながら読んでゆく。ヒマーラヤの高峰に登る登山者のように、頂上をめざして地道に一歩一歩努力して進んでゆけば、辛苦の彼方に、あらゆる疲労が吹き飛ぶような最高の眺めと達成感が待っているはずだ。

(The aim of this course is to help students to understand the ancient culture of india and to master Sanskrit language through the acquisition of necessary skills and knowledge.)
キーワード : 文献学
履修条件 : サンスクリット語初級・中級を終えていること。
履修に必要な知識・能力 : サンスクリット語と古典チベット語
特記事項  学生が送ってきた訳文を見ながら、授業で修正してゆきます。
 初回の授業の前にテクスト等のPDFを配付しますので、授業に参加を希望する学生は事前に岡野までメールを送って、参加を知らせて下さい。
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
G_B-1-3c [修士:文献の読解]
古典を厳密かつ精確に読解し、先行研究を踏まえつつその内実を深く掘り下げて説明できる。
「古典」テクストを、正確に読解し深く理解する能力を身に付ける。 「古典」テクストを、大体は読解し理解する能力を身に付ける。 「古典」テクストを、ひととおり読解し、ほぼ理解する能力を身に付ける。 「古典」テクストを、理解し読解する能力をよく身に付けていない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 梵蔵テクストは授業で配付する。
参考書 :
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 ハリバッタの原典を読む1
2 ハリバッタの原典を読む2
3 ハリバッタの原典を読む3
4 ハリバッタの原典を読む4
5 ハリバッタの原典を読む5
6 ハリバッタの原典を読む6
7 ハリバッタの原典を読む7
8 ハリバッタの原典を読む8
9 ハリバッタの原典を読む9
10 ハリバッタの原典を読む10
11 ハリバッタの原典を読む11
12 ハリバッタの原典を読む12
13 ハリバッタの原典を読む13
14 ハリバッタの原典を読む14
15 ハリバッタの原典を読む15

成績評価
観点→
成績評価方法
G_B-1-3c
[修士:文献の読解]
備考(欠格条件、割合等)
授業への貢献度

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : 欠席が多い場合、平常点による評価に大きく影響しますので注意してください。
学習相談 学習相談 : 授業後に。

授業以外での学習に当たって : 毎回、5時間程度の予習が必要です。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)