人文科学府 人文基礎専攻 東洋思想 分野
インド哲学史 専修
専修科目 (単位数 1)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
初期インド仏教史研究 IA
History of Buddhism in ancient India (Seminar I)A
講義題目  サンスクリット語とチベット語訳の対照研究
教授 岡野 潔
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2024 春クォータ
毎週 木曜2限
伊都イーストゾーン 印哲研 教室
M/J科目 (日本語, サンスクリット)
更新情報 : 2024/3/13 (10:15)
授業の概要  チベット大蔵経のほとんどは,サンスクリット語からチベット語に訳されたインドの仏教文献であるから,古典チベット語を学ぶ学生は,一つのサンスクリット語のテキストとそのチベット語訳とを同時に読むことによって,チベットの訳経官たちがどのようにサンスクリット語をチベット語に翻訳したのかを詳しく学ぶ必要がある。この授業ではサンスクリット語のテキストとチベット語訳テキストの両方が揃っている仏教説話文献をテキストに選び,一字一句サンスクリット語と合わせながらそのチベット語訳を読んでゆきたい。
 今回はカシュミールの詩人Ksemendara の Bodhisattva-AvadAnakalpalatAの第50章を読む予定である。
 なお、この授業は梵文とチベット文を併せ読むものであるが、チベット語が読めなくても梵文が読める学生ならば、梵文テキストだけを読むというかたちで、授業に参加可能である。

(The aim of this course is to help students to understand the ancient Indian and Tibetan culture and to master Sanskrit and classical Tibetan.)
キーワード :
履修条件 : サンスクリット語中級の履修を終えていること
履修に必要な知識・能力 :
特記事項  この授業では毎回訳読を進めてゆきますので、毎回の授業が始まる1時間前までに、各学生がサンスクリット語から訳した日本語の訳を岡野までメールで送って下さい。
 学生が送ってきた訳文を見ながら、授業で修正してゆきます。訳文を送ってこなかった学生は、平常点で厳しく評価されます。
 初回の授業でテクスト等のPDFを配付しますので、授業に参加する学生は出来れば事前に岡野までメールを送って参加を伝えて下さい。

<本科目は宗教文化士( http://www.cerc.jp/ )の受験資格認定科目です。>
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
G_B-1-2a [修士:文献の読解力]
古典を厳密かつ精確に読解し、先行研究を踏まえつつ批判的に考察することができる。
サンスクリット語文献の読解力がかなり優れている。 サンスクリット語文献の読解力が優れている。 サンスクリット語文献の読解力が比較的すぐれている。 サンスクリット語文献の読解力が弱いと判断せざるを得ない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 授業で指示します。PDF を配付します。
参考書 :
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 導入。梵文のテクストを読む
2 梵文のテクストを読む
3 梵文のテクストを読む
4 梵文のテクストを読む
5 梵文のテクストを読む
6 梵文のテクストを読む
7 梵文のテクストを読む
8 梵文のテクストを読む

成績評価
観点→
成績評価方法
G_B-1-2a
[修士:文献の読解力]
備考(欠格条件、割合等)
授業への貢献度

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : 欠席が多い場合、平常点による評価に大きく影響しますので注意してください。
学習相談 学習相談 : 授業後に。

授業以外での学習に当たって : 毎回、3〜5時間程度の予習が必要です。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)