人文科学府 人文基礎専攻 哲学・倫理学 分野
倫理学 専修
専修科目 (単位数 1)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
日本倫理学研究 VA
Japanese Ethics (Seminar V)A
講義題目  規範と知覚2
准教授 飯嶋 裕治
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2023 秋クォータ
毎週 月曜2限
伊都イーストゾーン B106(22) 教室
E/J科目 (日本語, English)
更新情報 : 2023/9/15 (11:49)
授業の概要 *公開当初のシラバスから大きな内容の変更があるので注意すること。

【講義題目】
規範と知覚2

【授業の概要】
内容的には、前期(春・夏学期)の講義科目の続きとなる。一部演習形式も取り入れて授業を行なう。
今学期は、主にマクダウェル−ドレイファス論争を手がかりとして、「規範」を基軸とした知覚と行為の一体的な構造について、さらに検討を進める。そのなかで重要な論点として「概念的分節性の潜在性」という問題が浮上してくるはずだが、この点に関しては特に和辻哲郎の議論を参照して考察を進めることになるだろう。

*なお、前期の授業を履修していなくとも受講は可能。

("Norms and Perception"
This course is a continuation of the lectures given in the previous semester.
In this semester, we will further examine the integrated structure of perception and action based on "norms," mainly taking the McDowell-Dreyfus Debate as a starting point. In this context, the issue of "potentiality to be conceptually articulated" will emerge as an important point of contention, which will be discussed with particular reference to Watsuji Tetsuro's argument.)
キーワード :
履修条件 : この授業は秋・冬学期の連続受講を前提としており、どちらか一方のみの受講は不可
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業 授業の詳細については、以下のMoodleコースページを参照。
https://moodle.s.kyushu-u.ac.jp/course/view.php?id=52260
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
G_A-2 [修士:専修分野の知識と理解]
当該分野における研究史と方法論を説明できる。
倫理学・倫理思想史の対象および方法論について、十分理解している。 倫理学・倫理思想史の対象および方法論について理解している。 倫理学・倫理思想史の対象および方法論について、ある程度理解している。 倫理学・倫理思想史の対象および方法論について、あまり理解できていない。
G_B-1-2a [修士:文献の読解力]
過去に蓄積された重要な文献、とりわけ古典を厳密かつ精確に読解し、先行研究を踏まえつつ批判的に考察することができる。
倫理学・倫理思想史のテキストについて、その背景も含めて正確に解釈できる。 倫理学・倫理思想史のテキストについて、正確に解釈できる。 倫理学・倫理思想史のテキストについて、ある程度正確に解釈できる。 倫理学・倫理思想史のテキストについて、正確に解釈できない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義 毎回の課題として、教員による講義内容を踏まえた意見提出を行なう。
提出された意見については、次の回に演習形式で議論・検討を行なう。
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 授業資料をMoodleを通じて配付する。
参考書 : 授業内で随時紹介する。
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 ガイダンス
2 論争の背景──知覚の概念主義と行為の非概念主義 演習 質問・感想・意見の提出
3 論争の経過と主な争点 演習 質問・感想・意見の提出
4 論争からの示唆と異論 演習 質問・感想・意見の提出
5 何かが潜在することをいかに知り得るか? 演習 質問・感想・意見の提出
6 まとめ

成績評価
観点→
成績評価方法
G_A-2
[修士:専修分野の知識と理解]
G_B-1-2a
[修士:文献の読解力]
備考(欠格条件、割合等)
プレゼンテーション
授業への貢献度
レポート
出席 欠格条件

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : メールで随時受け付ける。
iijima@artsci.kyushu-u.ac.jp

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)