人文科学府 言語・文学専攻 日本・東洋文学 分野
国語学・国文学 専修
専修科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
日本語学特論 III
Japanese Linguistics (Specialized Lecture III)
講義題目  条件表現の史的展開
愛知教育大学教育学部 教授 矢島 正浩
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2023 後期
集中
伊都イーストゾーン A(30) 教室
E/J科目 (日本語, English)
更新情報 : 2023/9/29 (16:58)
授業の概要 日本語条件表現の歴史をケーススタディとしながら、特定の表現の史的あり方やその推移が広く文法史全体の中に位置づけられること、体系的かつ量的な把握によって変化が可視化されること、言語外的要因と言語の推移とが深い関わりにおいて捉えられる場合があることを理解する。

(In this lecture, we will deepen our understanding of the history of Japanese grammar while observing the history of Japanese conditional expressions.)
キーワード : 条件表現史・文法史・構文史・言語外的要因
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 開講予定:2024年2月19日〜22日
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
G_B-2-1 [修士:知識・理解の深化と統合]
専門分野の内容に関する深い理解と、学問固有の思考方法を獲得し、高度に専門的な知識を有機的に総合できる。
主題のすべてを理解し、自身の知識として概念や方法を巧みに使いこなして、高度な課題、さらには新たな課題も遂行できる。 主題のほとんどを理解し、必要な知識を身に付け、概念や方法を適切に使って課題を遂行できる。 主題を十分理解し、問題を扱うことができる。 主題を最低限理解し、簡単な問題を扱うことはできるが、より高度が学修へと進むにはさらに努力が必要である。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義 授業担当教員による解説(又は板書)を主とした形態であり,時折,学生との問答を通じて,関連の知識を深めていきます。
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 特定のテキストは用いません。配布資料+解説+板書の形態で行います。講義は以下の参考図書に基づく内容を含みます。
参考書 :
山口堯二(1980)『古代接続法の研究』明治書院
小林賢次(1996)『日本語条件表現史の研究』ひつじ書房
矢島正浩(2013)『上方・大阪語における条件表現の史的展開』笠間書院
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 ガイダンス―言語の複層性と歴史(概要)―
2 条件方法とは?―本講義の問いの所在―
3 古代条件表現の体系
4 古代条件表現の中心的方法と副次的方法
5 表現指向の変化と順接確定史
6 表現指向の変化と逆接確定史
7 活用語の歴史と条件表現史
8 従属節の階層レベル
9 階層レベルと条件表現史
10 時制表現史と条件表現史
11 文体史と条件表現史
12 規範意識と条件表現史
13 コミュニケーション史と条件表現史
14 地域性と条件表現史
15 総括

成績評価
観点→
成績評価方法
G_B-2-1
[修士:知識・理解の深化と統合]
備考(欠格条件、割合等)
期末試験 基本的には試験によって評価を行うが、授業時に課す課題への取り組み等の受講姿勢も加味する。

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)