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青木博史(AOKI Hirofumi)
教授
専門分野日本語文法史
派生・複合など語形成に関する研究。動詞の自他を中心とした ヴォイスに関する研究。複文における従属節に関する研究。中世末期言語資料の文献学的研究。
- 『語形成から見た日本語文法史』(ひつじ書房2010)
- 『日本語歴史統語論序説』(ひつじ書房 2016)
- 『歴史語用論の方法』(共編著、ひつじ書房 2018)
- 『文法化・語彙化・構文化』(共著、開拓社2020)
川平敏文(KAWAHIRA Toshifumi)
教授
専門分野近世文学
江戸学芸史。特に徒然草注釈史を中心としながら、当時の思想と文学のありようを追究している。
また、江戸期における老荘思想受容、室鳩巣の文事なども近年の研究課題。
- 『兼好法師の虚像:偽伝の近世史』(平凡社選書2006)
- 『徒然草の十七世紀:近世文芸思潮の形成』(岩波書店 2015)
- 『長崎先民伝注解 : 近世長崎の文苑と学芸』(共著、勉誠出版 2016)
- 『徒然草 無常観を超えた魅力』(中公新書2020)
岡田貴憲(OKADA Takanori)
准教授
専門分野中古文学
平安時代物語・日記文学の研究。特に、『源氏物語』ほか作り物語の注釈的研究、および日記文学の資料的研究。
- 『『和泉式部日記』を越えて』(勉誠出版 2015)
- 『ひらかれる源氏物語』(共著、勉誠出版 2017)
- 『『和泉式部日記/和泉式部物語』本文集成』(編著、勉誠出版 2017)
- 『日本古典と感染症』(共著、角川ソフィア文庫 2021)
古川大悟(FURUKAWA Daigo)
講師
専門分野古代語・古代和歌史
古代日本語の文法研究。特に助動詞の意味的体系性に関する研究。および、万葉集を中心とした古代和歌の注釈的研究、享受史研究。
- 「助動詞マシの意味」(『国語国文』88・1、2019)
- 「「応久」の解釈 助動詞ベシの意味をめぐって」(『萬葉』235、2023)
- 「「推量」認識の史的展開」(『国語語彙史の研究四十二』和泉書院2023)
- 「『詞林采葉抄』の論述の特徴 「奈良都」・「忍照難波」の読解を通じて」(『萬葉』236、2023)