人文科学府 歴史空間専攻 地理学 分野
地理学 専修
専修科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
社会経済地理学特論 IV
Socio-Economic Geography (Specialized Lecture IV)
講義題目  人文科学府 歴史地理学特論
群馬大学共同教育学部 教授 関戸 明子
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2022 前期
集中
伊都イーストゾーン B-103 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2022/3/14 (18:29)
授業の概要 本講義では,近代を対象とした歴史地理学研究の具体的な事例を検討しながら,その研究手法について学びます。地域の歴史的な形成過程を考察するとともに,多様なメディアを活用して,地域社会の諸相を捉えていきます。

(In this lecture, we will learn about the research method while examining concrete examples of historical geography research for modern times. We will consider the historical formation process of the region and utilize various media to capture various aspects of the local community.)
キーワード :
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 9月26日(月)〜9月28日(水)開講予定
授業時間にデジタルアーカイブにアクセスしたり,資料のPDFや絵図などの画像データを検討したりします。
各自,ノートパソコンを持参してください。
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
G_A-2 [修士:専修分野の知識と理解]
当該分野における研究史と方法論を説明できる。
深い専門的知識と豊かな教養を背景とし,自ら問題を見出し,創造的・批判的に吟味・検討することができる。 専門的知識と教養を背景とし,自ら問題を見出し,批判的に吟味・検討することができる。 専門的知識と教養を背景とし,自ら問題を見出し,検討することができる。 専門的知識と教養を背景とし,自ら問題を見出すことができる。
G_B-1-1a [修士:資料の蒐集・分析能力]
人文基礎の領域に関する文献や一次資料、調査データを蒐集し、各分野の専門的な方法論にもとづいて整理・分析することができる。
人文基礎の領域に関する文献や一次資料,調査データを蒐集し,各分野の専門的な方法論にもとづいて正確に整理して深く分析することができる。 人文基礎の領域に関する文献や一次資料,調査データを蒐集し,各分野の専門的な方法論にもとづいて整理して分析することができる。 人文基礎の領域に関する文献や一次資料,調査データを蒐集し,各分野の専門的な方法論にもとづいて整理することができる。 人文基礎の領域に関する文献や一次資料,調査データを蒐集することができる。
G_B-1-2b [修士:実証的な歴史像、歴史・地理認識の提示]
収集した史資料・データを文献史学・考古学・地理学的な方法論にもとづいて的確に分析し、実証的な歴史像および歴史・地域認識を提示することができる。
収集した史資料・データを地理学的な方法論にもとづいて的確かつ深く分析して,実証的な歴史・地域認識を提示することができる。 収集した史資料・データを地理学的な方法論にもとづいて分析して,実証的な歴史・地域認識を提示することができる。 収集した史資料・データを地理学的な方法論にもとづいて分析して,歴史・地域認識を提示することができる。 収集した史資料・データを地理学的な方法論にもとづいて分析することができる。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 紙媒体と電子媒体を併用する。

参考書 : 関戸明子『草津温泉の社会史』2018年,青弓社。
関戸明子『近代ツーリズムと温泉』2007年,ナカニシヤ出版。
中西僚太郎・関戸明子編『近代日本の視覚的経験』2008年,ナカニシヤ出版。
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 第1回〜第5回 山村の環境と景観
立地環境,焼畑・狩猟採集などの伝統的生業,土地分類,秘境イメージといったテーマを取り上げて,日本の山村の地域的特色について考察します。
2 第6回〜第9回 温泉地の地域的展開
政府による温泉調査や温泉案内書の系譜,入浴客数の動向,温泉地の地域別の動向について概説するとともに,九州の温泉地を調べた結果を報告してもらい,意見交換を行います。
3 第10回〜第12回 草津温泉の歴史地理学
草津温泉を事例として,統計データ,絵図・鳥瞰図,絵はがき,紀行文など多様な素材を活用して,地域社会のあり方や景観の変化を読み解きます。
4 第13回〜第15回 共進会と観光プロモーション
明治期に開催された共進会,吉田初三郎の鳥瞰図,昭和初期のメディア・イベントを題材に,地域振興のあり方を考えます。

成績評価
観点→
成績評価方法
G_A-2
[修士:専修分野の知識と理解]
G_B-1-1a
[修士:資料の蒐集・分析能力]
G_B-1-2b
[修士:実証的な歴史像、歴史・地理認識の提示]
備考(欠格条件、割合等)
小テスト 30%
レポート 50%
プレゼンテーション 20%

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって : 授業中に紹介する参考文献や資料を積極的に読み,近代の歴史地理学への関心を深めてください。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)