文学部 人文学科 人間科学コース
地理学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
地理学講義 XIII
Geography (Lecture XIII)
講義題目  地理学におけるジェンダー研究
奈良女子大学研究院人文科学系 教授 吉田 容子
科目ナンバリングコード: LET-HUM4741J
講義コード:
2021 前期
集中
伊都イーストゾーン オンライン 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2021/8/25 (18:51)
授業の概要 地理学では、人種、民族、言語、宗教、所得階層などの差異から生み出される格差や差別によって社会的不平等の集積する空間が生じることが指摘されてきた。近年では、地理学におけるジェンダーやセクシュアリティについての認識や理解の欠如が、地域社会の中で差別や排除の構造を生み出していることも指摘されている。この授業では,社会構造の内部にはびこる格差・差別・排除・不平等について都市社会地理学的な観点から分析・考察し,地域社会が抱える問題を考えてもらいたい。

(In recent years, it has been pointed out that a lack of awareness and understanding of gender and sexuality in geography has created a structure of discrimination and exclusion in local community.
This lecture course analyzes and considers the prevailing discrimination, exclusion and inequality in the social structure from the perspective of urban social geography, and considers the problems facing local community.)
キーワード :
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 集中講義の日程は以下のとおり。

8月26日(木)1〜4限
8月27日(金)1〜4限
8月30日(月)1〜4限
8月31日(火)1〜3限
なお,オンライン授業ではzoomを使用します。zoomへのアクセス先URLは,moodleに掲示しておきます。
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業 使用する。
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
B_A-e [現代世界の理解]
現代世界における様々な人文現象や社会問題を、批判的視点から理解し説明できる。
社会問題について、批判的視点から理解し、自分の考えを自分の言葉で説明することができる。 社会問題について、批判的視点から理解することができる。 社会問題の存在とその解決の重要性について、理解することができる。 社会問題について考える姿勢がみられる。
B_B2-f [社会との関わり]
社会と学問の関わりについて、専門分野の学習を通して理解を深め、考える能力を身に付ける。
社会と学問の関わりについて、専門分野の学習を通して理解を深め、主体的に考える能力を身に付ける。 社会と学問の関わりについて、専門分野の学習を通して理解することができる。 専門分野の学習を通して、社会と学問の関わりに気付くことができる。 社会と学問の関わりに気付くことができる。
B_C-a [積極性]
自ら進んで新しい問題に取り組む積極性を持つ。
自らの考えや方針を持って、進んで社会問題に取り組む意欲がある。 社会問題に取り組む意義が理解でき、進んで取り組む意欲がある。 社会問題に取り組む意義を理解することができる。 社会問題に取り組む意義に気付くことができる。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義 講義を主とした形態ですが、時折、学生との質疑応答を通じて、授業内容の理解を深めていきます。
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 授業の内容はパワーポイントで作成して提示します。
参考書 : 授業時に適宜紹介します。また、教員から資料等を提供します。
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 授業ガイダンス(授業の内容・目標、進め方など)
2 社会的構築物としての空間
3 絵画にみる女性への「まなざし」(1)
4 絵画にみる女性への「まなざし」(2)
5 「ジェンダー化された」空間
6 空間の安全と監視(1)
7 空間の安全と監視(2)
8 マイノリティグループのセグリゲーション(1)
9 マイノリティグループのセグリゲーション(2)
10 経済のグローバル化と女性労働力移動(1)
11 経済のグローバル化と女性労働力移動(2)
12 戦後の基地と遊興街(1)
13 戦後の基地と遊興街(2)
14 都市空間における遊廓・遊興街の配置
15 授業のまとめ

成績評価
観点→
成績評価方法
B_A-e
[現代世界の理解]
B_B2-f
[社会との関わり]
B_C-a
[積極性]
備考(欠格条件、割合等)
レポート 70%
授業への貢献度 10%
出席 20%

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)