トーマス・マン研究会

本会について

  • 本会は、平成元年に数名の若手マン研究者が、池田紘一氏(九州大学名誉教授)のもとに参集、その後、年に4回のペースで、マンを中心に近現代ドイツ文学に関する研究活動を行っています。
  • 研究発表者の募集は、会員以外の発表を含め、随時行っています。発表希望者は事務局まで予めご相談ください。
  • 本会は、遠隔地から参加する常勤職のない若手研究者に対して、旅費補助を行っています。併せて事務局までご相談ください。

事務局

〒819-0395福岡市西区元岡744 九州大学大学院人文科学研究院 小黒康正 気付
トーマス・マン研究会事務局
E-mail: oguro[at-mark]lit.kyushu-u.ac.jp

研究会

第122回トーマス・マン研究会(中止)

・ Zeit: Dienstag, 24. März 2020, 15:30 Uhr
・ Ort: Universität Kyushu
・ Gastvortrag: Prof. Dr. Hans Richard Brittnacher (Berlin)
・ Der Zirkus in Thomas Manns Roman Bekenntnisse des Hochstaplers Bekenntnisse des Hochstaplers Felix Krull

第121回トーマス・マン研究会

・ 2019年12月29日(日)14 時半より
・ 福岡大学文系センター棟
・ 発表 糸瀬龍(首都東京大学非常勤):1920年代エルンスト・ユンガーの"新しい"ナショナリズム
・ 速水淑子(横浜市立大学):「ナチズムの先取りとしての『ヴェニスに死す』」?ーー「無秩序」「情欲」「死」概念の間テクスト的展開

第120回トーマス・マン研究会

・ 2019年10月13日(日)14 時半より
・ 西南学院大学(学術研究所)
・ 発表 林弘晃(九州大学大学院博士後期課程):ヘルマン・ブロッホのトーマス・マン批評について
・ 発表 小黒康正(九州大学):『技術の完成』における観相学的文明批判 フリードリヒ・ゲオルク・ユンガーとルードルフ・カスナー

第119回トーマス・マン研究会

・ 2019年7月14日(日)14 時半より
・ 九州大学伊都キャンパス
・ 発表 長光卓(福岡大学大学院修士課程):ハインリヒ・マンのアンリ4世小説における精神と行動の構造
・ 発表 小黒康正(九州大学):ルードルフ・カスナーの観相学的世界像——「第三の国」をめぐって

第118回トーマス・マン研究会

・ 2019年3月10日(日)14 時半より
・ 福岡大学文系センター棟
・ 発表 別府陽子(大阪大谷大学非常勤講師):共苦の人ゲルダ・ブッデンブローク
・ 発表 坂本彩希絵氏(長崎外国語大学):『欺かれた女』にみる「晩年性」

第117回トーマス・マン研究会

・ 2018年12月15日(土)14 時半より
・ 西南学院大学(学術研究所)
・ 発表 糸瀬龍 氏(首都大学東京・非):「第一世界大戦を挟んだバトンパス――エルンスト・ユンガーの作品をアルフレート・クビーンの後継とすることの妥当性をはかる試み」
・ 発表 中島邦雄 氏(水産大学校):「生きた時間」と「死んだ時間」――F・G・ユンガーの『技術の完成』にみられるエコロジーをめぐって――

第116回トーマス・マン研究会

・ 2018年7月14日(土)14 時半より
・ 九州大学伊都キャンパス
・ 発表 鈴木啓峻(追手門学院大学非常勤講師):灼熱・冷たさ・暖かさ―トーマス・マンとアドルノにおける〈感情〉の位置をめぐって
・ 発表 今井宏昌(九州大学人文科学研究院専任講師):ヴァイマル期ドイツにおけるボード・ウーゼの彷徨:右翼青年からコミュニストへ

第115回トーマス・マン研究会

・ EINLADUNG zum Symposium anlässlich des 30-jährigen Jubiläums des Arbeitskreises Thomas-Mann-Forschung
・ Zeit: Mittwoch, 07. März 2018, 13:30 Uhr
・ Ort: Ryukoku Universität
・ Programm
13:30−13:40
Eröffnung des Symposiums: Prof. Dr. Yasumasa Oguro
13:40−14:30
1. Vortrag: Prof. Dr. Thomas Pekar (Tokyo)
Thomas Manns Beziehung zu Richard Nikolaus Coudenhove-Kalergi im Zusammenhang mit der Entstehungsgeschichte des Josephsromans
14:30−15:20
2. Vortrag: Prof. Dr. Yasumasa Oguro (Fukuoka)
Neo-Joachimismus bei Thomas Mann im Vergleich mit der japanischen Zeitschrift "Das dritte Reich"
15:40−16:30
3. Vortrag: Prof. Dr. Atsushi Imai (Koyto)
Ist der Übersetzer ein Vermittler oder ein Verderber?- Über die "Richtigkeit" der Literaturübersetzung am Beispiel der Erzählung Tonio Kröger von Thomas Mann –
16:30−17:40
Sondervortrag: Prof. Dr. Hans Wißkirchen (Lübeck)
Thomas Mann, Goethe und die deutsche Geschichte

第114回トーマス・マン研究会

・ 2018年1月8日(月・祝)14 時半より
・ 福岡大学文系センター棟
・ 発表 速水淑子(慶應義塾大学・非):Michael Vollmer „Die Macht der Bilder: Thomas Mann und der Erste Weltkrieg“ を読む
・ 発表 糸瀬龍(首都大学東京・非):エルンスト・ユンガー『総動員』における無名兵士崇拝批判について

第113回トーマス・マン研究会

・ 2017年10月21日(土)13 時半より
・ Nagasaki City Library/ 長崎市立図書館
・ Vortrag Leopold Federmair (Hiroshima) : Der Zauberberg und Der Mann ohne Eigenschaften im Vergleiuch
・ Vortrag Thomas Pekar (Tokyo) : Hybridisierung und Erotisierung des Mythos: Thomas Manns Roman- Tetralogie Joseph und seine Brüder

第112回トーマス・マン研究会

・ 2017年7月23日(土)14 時半より
・ 九州大学文学部独文学研究室
・ 発表 別府陽子(大阪大学大学院):『ブッデンブローク家の人々』―『悲劇の誕生』のパロディとして
・ 発表 中島邦雄(水産大学校):水産学部学生によるシュトルムの詩「町」の受容――水産をテーマとした他の5編の詩との比較に基づいて

第111回トーマス・マン研究会

・ 2017年4月22日(土)14 時半より
・ 西南学院大学
・ 発表 小野二葉(筑波大学大学院人文社会科学研究科在学中)「正しい」共同体?――トーマス・マン『魔の山』のアンビヴァレンツ
・ 合評1 木戸繭子:Masken und Spiegel. Die Erzählstrategie in Thomas Manns autobiographischem Essay "Im Spiegel"(『ドイツ文学』153号、報告者:小黒康正)
・ 合評2: 坂本彩希絵:Quietismus“ und „Aktivismus“. Die sinnstiftende Funktion des gehörten Lauts als Leitmotiv in Thomas Manns Der Zauberberg(『ドイツ文学』153号、報告者:福元圭太)

第110回トーマス・マン研究会

・ 2017年1月28日(土)14 時半より
・ 九州大学伊都キャンパス
・ 発表 及川晃希(東海大学非常勤講師):「トーマス・マンにおける神話と伝説について」
・ 発表 坂本彩希絵 (長崎外国語大学):「『魔の山』における Geräusch-Motiv の Leitmotiv としての機能」

第109回トーマス・マン研究会

・ 2016年10月15日(土)14 時半より
・ 福岡大学七隈キャンパス
・ 発表 中島伸(日本大学/中央学院大学非常勤講師:『トニオ・クレーガー』における引用形式の文体的効果
・ 発表 今井敦 (龍谷大学):トーマス・ベルンハルトの「自伝」とその舞台

第108回トーマス・マン研究会

・ 2016年7月16日(土)14 時半より
・ 九州大学箱崎キャンパス
・ 発表 坂本彩希絵 (長崎外国語大学):トーマス・マン作品におけるライトモティーフの変容と不変について
・ Vortrag Leopold Federmair (Hiroshima) : Robert Musils Mann ohne Eigenschaften und Thomas Manns Zauberberg.

第107回トーマス・マン研究会

・ 2016年3月27日(金)14 時半より
・ 西南学院大学(学術研究所1階第1会議室)
・ 書評 Sakie Sakamoto (Nagasaki): Rezension: Heinrich Detering, Thomas Manns amerikanische Religion. Theologie, Politik und Literatur im kalifornischen Exil. [Japanisch]
・ 発表 Yasumasa Oguro (Fukuoka): Thomas Manns Romane "Der Zauberberg" und "Doktor Faustus" als apokalyptische Zwillinge. [Deutsch]

第106回トーマス・マン研究会

・ 2015年11月21日(土)14 時半より
・ 九州大学伊都キャンパス(比文・言文棟2階205会議室)
・ 発表 中島邦雄(水産大学校):空を映す水 イメージに潜むエコロジー的世界観の比較的試論 ー『ウォールデン』、『土佐日記』、『ピムの冒険』、「水の中の空」ー
・ 発表 福元圭太(九州大学):ハンス・ドリーシュ研究序論

第105回トーマス・マン研究会

・ 2015年7月11日(土)14 時半より
・ 福岡大学文系センター棟 5F 共同研究室
・ 発表 及川晃希(日本大学非常勤):後期トーマス・マン作品の自己言及的な語りについて -『ファウストゥス博士』、『選ばれし人』を中心に
・ 発表 福元圭太(九州大学):フェヒナーからフロイトへ(2)

第104回トーマス・マン研究会

・ 2015年3月27日(金)14 時半より
・ 九州大学文学部独文学研究室
・ 発表 Yoko Beppu (Osaka): “Die Buddenbrooks” als Parodie auf die “Geburt der Tragödie”
・ 発表 Leopold Federmair (Hiroshima): Thomas Mann und Robert Musil. Zwei Romanciers im Vergleich

第103回トーマス・マン研究会

・ 2014年12月13日(土)14 時半より
・ 西南学院大学(学術研究所1階第1会議室)
・ 発表 日高雅彦(西南学院大学非常勤講師):トーマス・マンとアレキサンダー・エリアスベルク
・ 発表 中島邦雄(水産大学校):F・G・ユンガーの『技術の完成』とエコロジー―「富」と「時間」の理論を中心に―

第102回トーマス・マン研究会

・ 2014年9月28日(日)14 時半より
・ 九州大学伊都キャンパス比文・言文棟2階 205会議室
・ 発表 別府陽子(大阪大学大学院文学研究科単位満了退学):「業績の倫理家」トーマス・ブッデンブロークの没落
・ 発表 小黒康正(九州大学):アエッセイの射程―ルードルフ・カスナー「アベ・ガリアーニ」をめぐって―

第101回トーマス・マン研究会

・ 2014年6月7日(土)14 時半より
・ 長崎外国語大学 213教室
・ 発表 福元圭太(九州大学):フェヒナーからフロイトへ
・ 発表 坂本彩希絵(長崎外国語大学):聴覚的モティーフを中心にした『魔の山』研究の可能性

第100回トーマス・マン研究会

・ 2014年1月25日(土)13 時半より
・ 福岡大学文系センター棟学部共通室
・ 発表 日高雅彦(九州大学院生):トーマス・マンとロシア文学
・ 発表 中島邦雄(水産大学校):アルフレート・ボイムラーとカール・ケレーニイの神話学 ―トーマス・マンによるバッハオーフェン受容とフマニスムス
・ 記念講演 池田紘一(九州大学名誉教授):『魔の山』の魅力――第1章〜第4章における錬金術的物語術

第99回トーマス・マン研究会

・ 2013年10月5日(土)14時半より
・ 九州大学文学部独文学研究室
・ 発表 福元圭太(九州大学):フェヒナーにおける光明観と暗黒観の相克
・ 書評 今井 敦(龍谷大学):トーマス・マン『トーニオ・クレーガー 他一篇』の新訳(平野卿子訳、河出文庫)について

第98回トーマス・マン研究会

・ 2013年7月6日(土)14 時半からより
・ 西南学院大学(学術研究所1階の第2会議室)
・ 発表 中島邦雄(水産大学校):石牟礼道子『椿の海の記』とロマン主義的イロニー
・ 発表 坂本彩希絵(長崎外大):『パレストリーナ』と芸術家性 ―トーマス・マン『非政治的人間の考察』における「美徳について」の章より―

第97回トーマス・マン研究会

・ 2013年1月12日(土)14時半より
・ 九州大学伊都キャンパス 比文・言文棟2階 205会議室
・ 発表 今井敦(龍谷大学):F・G・ユンガー『技術の完成』における"Die totale Mobilmachung"の概念
・ 合評 福元圭太(九州大学):林進著『意志の美学 三島由紀夫とドイツ文学』(鳥影社、2012年)

第96回トーマス・マン研究会

・ 2012年9月15日(土)14時半より
・ 九州大学文学部独文学研究室
・ 合評 中島邦雄(水産大学校):小黒康正著『水の女 トポスへの船路』(九州大学出版会、2012年)
・ 発表 別府陽子(大阪大学大学院):トーマス・ブッテンブロークの「ショーペンハウアー体験」と「永遠に結ばれた精神の三連星」 ―『悲劇の誕生』とフリードリヒ・ニーチェのパロディとして- 

第95回トーマス・マン研究会

・ 2012年6月23日(土)14時半より
・ 西南学院大学 学術研究所第2会議室
・ 発表1 福元圭太(九州大学):『精神物理学原論』の射程 ―グスターフ・テオドール・フェヒナーとその系譜(4)―
・ 発表2 日高雅彦(九州大学院生):トーマス・マンの『演劇試論』について

第94回トーマス・マン研究会

・ 2012年3月3日(土)14時半より
・ 九州大学伊都キャンパス 比文・言文棟2階 205会議室
・ 発表1 小黒康正(九州大学):ディレッタントの変容 ―トーマス・マン『道化者』をめぐって―
・ 発表2 坂本彩希絵(九州大学助教):Gewalt gegen Gewalt. Die ?sthetisch heterogene Struktur von Thomas Manns Erz?hlungen "Das Eisenbahnunngl?ck" und "Der Tod in Venedig".

第93回トーマス・マン研究会

・ 2011年12月10日(土)14時半より
・ 九州大学文学部独文学研究室
・ 発表1 福元圭太(九州大学):『ツェント・アヴェスター』における賦霊論と彼岸 ―グスターフ・テオドール・フェヒナーとその系譜(3)―
・ 発表2 小黒康正(九州大学):トーマス・マン『ファウストゥス博士』における水底行 ―「音楽神話」をめぐって―

第92回トーマス・マン研究会

・ 2011年9月19日(土)14時半より
・ 西南学院大学 学術研究所第2会議室
・ 発表 日高雅彦(九州大学院生):エッセイストとしての「トーマス・マン」 ―「ボンの文学史協会への報告」を中心に―
・ 新刊紹介 今井敦(龍谷大学):浜田泰弘著『トーマス・マン政治思想研究(1914-1955) 「非政治的人間の考察」以降のデモクラシー論の展開』(国際書院、2010年)

第91回トーマス・マン研究会

・ 2011年6月25日(土)14時半より
・ 九州大学伊都キャンパス 比文・言文棟 2階 言文会議室
・ 発表1 及川晃希(日本大学院生):トーマス・マンと読者
・ 発表2 別府陽子(大阪大学院生):『ブッデンブローク家の人々』 -『悲劇の誕生』のパロディーとして-

第90回トーマス・マン研究会

・ 2010年12月25日(土)14時半より
・ 九州工業大学(戸畑キャンパス)総合教育棟3階人間科学資料室
・ 発表1 小黒康正(九州大学):Neo-Joachismus auf der "geistigen Insel" in M?nchen -Kandinsky, Mereschkowski und Thomas Mann-
・ 発表2 中島邦雄(水産大学校):トーマス・マンとアルフレート・ボイムラー ―バッハオーフェン受容における屈折した軌跡―(2)

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