12月9日(土)・10日(日)に九州史学会大会が開催されました。
初日のシンポジウム「共和国の20世紀史」では,国分航士先生がコメンテーターとして登壇しました。
2日目の日本史部会では,博士後期課程の藤立紘輝さん,佐藤凌成さん,川邊あさひさん,井上修平さん,田川理彩さんが研究発表を行いました。また,他大学からも3名の方にご発表いただきました。
大会のプログラムは下記のとおりです。
【9日】シンポジウム《共和国の20世紀史》(ハイブリッド形式)
本シンポジウムでは,第一次世界大戦から大戦後にかけて大きな変化やその試みを経験したドイツ,トルコ,そして植民地朝鮮という3つの地域に注目し,それらの間の連鎖や相互作用,そして各地域において今なお繰り広げられる「共和国」をめぐる論争について検討します。
13:30 開会挨拶・注意事項説明
13:35 〈趣旨説明〉
13:45 世界史の中のヴァイマル共和国 ―近年の研究動向から― 九州大学 今井宏昌
14:15 オスマン帝国/トルコ共和国における共和主義 九州大学 小笠原弘幸
14:45 朝鮮における共和国構想の来歴と展開 九州大学 小野容照
15:30 コメント―日本近現代史の視点から― 九州大学 国分航士
15:50 総合討論・質疑・総括
【10日】日本史部会(ハイブリッド形式)
10:00 中世後期における筥崎宮と大内氏 九州大学 藤立紘輝
10:40 筑前麻生氏の惣庶関係について 北九州市立自然史・歴史博物館 佐藤凌成
11:20 豊臣政権下における施薬院全宗の政治的役割 福岡大学 山田ひな子
13:00 広島藩儒の妻・頼静子の個人史にみる「悲しみ」の感情
─その規範と実像─ 頼山陽史跡資料館 川邊あさひ
13:40 古賀侗庵の言説における中国 九州大学 井上修平
14:40 民力涵養の時代 九州大学 田川理彩
15:20 第一次大戦後帝国日本における朝鮮開発政策の形成
─産米増殖計画第一期計画を中心に─ 東京大学 村瀬啓
16:00 在郷軍人系政治団体の構造と論理 東京大学 大窪有太