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2011.01.07
卒業論文提出(2010年度)ほうこく!

      本日、1月7日(金)は文学部の卒業論文提出締切日でした。4年生の皆さん、ご苦労さまでした。4年生の野中君が、写真と何人かの感想を送ってくれたので掲載します。

 
【石橋】
何を4年間の集大成として研究するかという研究テーマの設定から、実際にフィールドワークをして分析するまで、本当に悩みと苦しみの連続でした。
私の卒業論文は社会学の論文というよりも現状報告の傾向が強くなりましたが、それでも九州大学の移転でなくなってしまった学生街六本松の歴史と現状を形として残すことができて良かったと思います。
この「学生街」という研究フィールドは、社会学研究室の先輩が発見し、開拓してきたフィールドです。
九州大学周辺の「学生街」の研究は今しかないフィールドであり、今しかできない研究です。まだまだ先輩や私が取り組めなかった研究の切り口があります。
そこで後輩には、ぜひ先輩から引き継がれたこのフィールドで、卒業論文に取り組んで欲しいと思います。後輩の皆さん、卒論頑張ってください!!
 
【志水】
卒論テーマを、3年生までの研究テーマと全く違う方向性のものに設定してしまったので、基礎知識の勉強や先行研究調査に苦労しました。
フィールドワークは色々ありながらも楽しかったですが、社会の複雑な構造の一部を切り取って、それを社会学的に考えることの難しさを学びました。
論文は良い出来とは言えないものとなりましたが、苦しみながらも完成させられたのは良い体験でした。
後輩の皆さんも、最後まで諦めずに頑張ってください。
 
【永田】
私は卒論にとりかかるのが遅く、行政や保護者の方に満足に聞き取りを行うことができませんでした。
しかし、自分が興味のあった「子育て支援」のひとつである学童保育をテーマに取り上げ、指導員の方や児童の話を聞き、現場の声を形にすることができて良かったです。
分析の苦しさや悩みなどもありましたが、この卒論でいろいろな視点を得ることができ、良い経験ができたと思います。
後輩の皆さん、今できるフィールドワークや経験はチャンスだと思ってぜひチャレンジしてください。
頑張って!!
 
 【関谷】
就職先と関係のあるテーマということで、「絵本の読み聞かせ」について書こうと5月には決めていたものの、実際にテーマや切り口を決め、リサーチを深められたのが夏休み以降でした。考察にもっと時間をかけられたら…と悔しい思いもあります。
しかし、フィールドワークでたくさんの方と出逢い、話をし、体験できたことは私にとって1番の宝です。卒論を通じて感じたことは、これから、どこかでまた繋がって、新しい疑問や発見、そして発想に進展していくと思います。
社会学研究室で学んだことは、必ずどこかで身になったり、自分が大切にしていることは何なのかについて考えるときのヒントになってきます。これは就職にも卒論にも言えることです。取りかかるきっかけは何であれ、チャンスはたくさん転がっているので、積極的にゼミや授業に参加して下さい。
そして、社会学研究室の良いところは、良い先生と仲間がいることです!これは貴重です!積極的に先生や先輩後輩、友達と話をし、世界を広げることをオススメします!

【野中】
 私の卒論のテーマは「結婚支援事業」と「婚活」でした。そこで結婚支援事業をおこなっている人に直接インタビューをさせてもらったり、お見合いパーティーに調査にいったりしました。このようなテーマを扱いまた実際に現場に調査にいくことができるのも、社会学だからできることです。自分の問題意識を実際にフィールドで調査を行うことによって検証する、卒論の制作を通して社会学の魅力を再確認することができました。卒論の執筆は苦難の連続でしたが、自分が決めた一つのテーマを一年かけて追いかけ、時には先生に相談し、またある時には仲間と共に議論したことはアカデミックで刺激的な体験でした。そして、いまではその経験自体が貴重な宝物となっています。