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PROFESSORS 教員紹介
以下では、よくある質問についてまとめてみました。もっと詳しく知りたい人、他にも聞きたいことのある人など、ぜひ「お問合せ」に電話かメールで連絡して下さい。
九州大学では、社会学の研究室は学部と大学院で所属組織が異なるので、分かりにくいと思います。社会学・地域福祉社会学研究室は学部では文学部に属していますが、大学院では人間環境学府・人間共生システム専攻に属しています。人文科学府には属していません。
人間環境学府での名称は、共生社会学コースです。「共生社会学」という名称は、社会学に加えて人類学、比較宗教学もこの講座に属しているからです。教員は2015年4月時点で6名で、文学部社会学・地域福祉社会学の教員4名、文学部比較宗教学の教員1名、教育学部教育人類学の教員1名から構成されています。
大学院生の研究テーマとしては、ケアをめぐる研究、ボランティア・NPO研究、地域研究、農山村高齢者の研究など、毎年さまざまです。過去数年分の修士論文のタイトルをこのページの最後に掲載しています。また、修士論文の概要もPDFファイルで見ることができます。
共生社会学の大学院で開講されている社会学の授業には「社会調査論」、「福祉社会学」、「地域社会学」、「都市社会学」、「ジェンダー論」などがあります。また、人間環境学府は学際的な学府ですので、社会学の授業だけでなく、人類学、比較宗教学、心理学、教育学、建築学などの授業も開講され、自由に受講することができる点が魅力的です。くわしくは、次の人間環境学府の時間割・シラバスのページを見て下さい。
2012年4月時点で、社会学研究室には修士課程4人、博士後期課程3人の計7人の大学院生がいて、男性3名、女性4名とほぼ半数ずつです。また、インドネシア、韓国、中国などアジア諸国からの留学生もいて、国際色豊かな構成になっています。このホームページ中の「卒業生・在校生の声」のページには大学院生の「声」も掲載してあり、具体的な研究テーマや大学院受験希望者へのメッセージなども掲載していますので、ぜひ参考にして下さい。
九州大学以外の大学から共生社会学コースに入学した人ももちろんいます。約半数は他大学からの進学者です。九州大学以外の大学で社会学を勉強した人にも、積極的に共生社会学コースに来てもらいたいと思っています。各種情報収集、事前相談なども必要だと思いますので、興味のある人、聞きたいことのある人など、ぜひ「お問合せ」に電話かメールで連絡して下さい。研究室訪問は大歓迎です!
修士課程修了者の進路は、博士後期課程への進学や企業への就職などさまざまです。過去の修了者の進路としては、およそ以下の通りです。
九州大学大学院(博士後期課程)、読売新聞、法務省、トヨタ自動車九州、FBS福岡放送、NTTデータ、パルコ、ハルビン工業大学(中国)など。
人間環境学府・人間共生システム専攻では、修士課程の入学試験は秋期と春期の2回、博士後期課程の入学試験は春期の1回だけ行っています。募集要項などは、次の人間環境学府の入試情報のホームページに掲載しています。
また、過去の入試問題に関しては、人文社会科学系事務部教務課教務第一係(電話 092-802-6362)の窓口で閲覧、および、自筆での転記を行うことができます。
修士課程では、日本学生支援機構奨学制度に応募する大学院生が多数います。日本学生支援機構奨学制度の第一種奨学金ならば無利子で借りることができ、優れた業績による返還免除制度もあります。また、入学料や授業料の免除制度もあります。詳しくは、次の九州大学の経済支援に関するページを参照して下さい。
博士後期課程でも、日本学生支援機構奨学制度があります。また、九州大学独自の制度として、博士後期課程奨学金があります。これらの制度についても、上記の九州大学の経済支援に関するページを参照して下さい。
加えて、日本学術振興会の特別研究員への応募もできます。この制度に関しては、次の日本学術振興会のページを参照して下さい。
共生社会学講座、共生社会学コースに所属する人が研究を実施する際、その倫理を審議するための研究倫理委員会が設置されています。研究倫理委員会規程に沿い、審査申請の手続きを行ってください。
大学学部レベルの社会調査士資格をすでに持っている人は、大学院レベルの専門社会調査士資格の取得が可能です。専門社会調査士資格のためのカリキュラムについては、以下に科目一覧表などを掲載していますので参考にしてください。
新聞社による世論調査、政府による国勢調査をはじめ、企業による市場調査、地方自治体による実態調査や意識調査など、社会調査はさまざまな分野で行われており、現代社会を理解するために不可欠な手段となっています。このような情勢をふまえ、社会調査に関する資格認定の必要性が高まり、2003年11月に、財団法人社会調査士資格認定機構(日本社会学会、日本行動計量学会、日本教育社会学会の3つの学会を母体とする財団法人)が発足し、2008年12月からは一般社団法人社会調査協会としてあらたな体制に移行しました。資格には、学部レベルの社会調査士資格と、大学院レベルの専門社会調査士資格があります。
大学院レベルの専門社会調査士資格とは、一般社団法人社会調査協会による認定資格で、学部レベルでの社会調査士資格よりも更に高度な専門知識、技能等を身につけた人に認定される資格です。学部レベルの社会調査士資格を取得済みの場合、修士課程において所定の科目を履修し、社会調査結果を用いた研究論文を執筆すれば、修士課程修了時にこの資格を取得できます。
所定の科目としては、以下のH~Jに対応する授業科目単位を取得する必要があります。九州大学では、大学院人間環境学府と大学院比較社会文化学府の両学府においてこれらの科目を提供していますので、人間環境学府の大学院生が比較社会文化学府の科目を履修することもできますし、またその逆も可能です。
認定科目記号 | 対応授業科目 | 担当教員 | 開設学府 |
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H | 共生社会論Ⅲ | 三隅一百 | 比較社会文化学府 |
H | 共生社会論Ⅳ | 三隅一百 | 比較社会文化学府 |
H | 教育社会学調査法 | 木村拓也 | 人間環境学府 |
H | 地域社会計画論 | 高野和良 | 人間環境学府 |
I | 共生社会論Ⅴ | 三隅一百 | 人間環境学府 |
I | 心理データ解析学 | 中村知靖 | 人間環境学府 |
I | 共生社会論Ⅵ | 三隅一百 | 比較社会文化学府 |
I | 量的調査法 | 立脇洋介 | 人間環境学府 |
J | 共生社会論Ⅶ | 三隅一百 | 比較社会文化学府 |
J | 共生社会論Ⅷ | 三隅一百 | 比較社会文化学府 |
J | 教育社会学分析法 | 木村拓也 | 人間環境学府 |
J | 福祉社会学 | 井上智史 | 人間環境学府 |
2023年3月(2022年度)修了生 6名 | |
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高齢者介護における介護者と被介護者間の関係分析――高齢者施設への介護ロボット導入の影響をもとに | |
地域の小さな「場」が作り出す「弱い紐帯の強さ」 | |
中国西部地域の出稼ぎ女性労働者の貧困の実態分析 | |
死の個人化にともなう不安に関する社会学的研究 | |
結婚をめぐる若者女性の葛藤――中国Z世代都市部女性に着目して | |
ボランティア団体の持続可能性条件の考察――自走式ボランティアの事例から |
2022年3月(2021年度)修了生 1名 | |
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高齢者のICT利用と社会的ネットワークに関する研究――NPOシニアネット福岡への社会調査結果から |
2021年3月(2020年度)修了生 5名 | |
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中国農村孤児の苦境とゆくえ――江蘇省常州市の調査から―― | [PDF] |
二人っ子をめぐる中国都市女性の揺らぎ――ぶつかるワークとライフ―― | [PDF] |
2020年3月(2019年度)修了生 5名 | |
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高齢者が持ち家を継承していくことの意味 | [PDF] |
地域社会における国際交流ボランティアの現状と課題――福岡市T校区「日本語教室」の分析から | [PDF] |
箱崎九大跡地をめぐる「まちづくり」の社会学的研究 | [PDF] |
都市近郊地域における「サードプレイス」としての機能に関する研究――スーパー銭湯に集う人々の語りから | [PDF] |
「二次元」の性的表現を愛好する人々による強制的性愛批判の可能性――アセクシュアルに関する研究を踏まえて | [PDF] |
2019年3月(2018年度)修了生 4名 | |
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ヤングケアラーと韓国社会――家族主義下でケアを担う子ども | [PDF] |
地域福祉活動における地域拠点形成の実態と課題に関する研究――福岡市東区の「はこざきカフェ」の事例から | [PDF] |
若者が就労を通じた社会的包摂を目指すことの意味――就労支援事業利用経験者の語りから | [PDF] |
大学における留学生支援に関する社会学的研究――九州大学の留学生サポートチーム制度を事例に | [PDF] |
2018年3月(2017年度)修了生 2名 | |
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精神障害者家族会の展開にみる家族の主体性 | [PDF] |
地域福祉活動の継続性と社会福祉協議会――平生町社会福祉協議会の事例から | [PDF] |
2017年3月(2016年度)修了生 4名 | |
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ゲイコミュニティの形成と変容ーー福岡におけるHIV・エイズ予防啓発活動の事例から | [PDF] |
地方都市における高齢者就労の現状と課題ーー「生きがい就労」を注目して | [PDF] |
都市近郊地域における地域包括ケアの現状についての考察ーー地域包括ケアの利用者と担い手の意識分析 | [PDF] |
大学生の恋愛観に対する批判的検討ーー恋愛関係とコミュニケーションに関するアンケート調査の結果から | [PDF] |
2015年3月(2014年度)修了生 2名(男性1名、女性1名) | |
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女性 大学生の購買行動における生活環境の影響についての社会学的考察 | [PDF] |
男性 社会福祉法人の地域特性による役割と機能の展開と「多様化」 |
[PDF] |
2014年3月(2013年度)修了生 1名(男性1名) | |
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男性 不確実情報の伝播と意思決定 ―情報伝播の「利益」に着目して― | [PDF] |
2013年3月(2012年度)修了生 3名(男性1名、女性2名) | |
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女性 介護職員のバーンアウト及び離職意向に関する研究 | [PDF] |
男性 地方における結婚支援事業の現状分析 |
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女性 都市高齢者と社会参加活動―高齢者のふれあい・いきいきサロンを中心に | [PDF] |
2012年3月(2011年度)修了生1名(女性1名) | |
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女性 非対面のボランティア的行為と想像力―献血者の意識構造の分析 | [PDF] |
2011年3月(2010年度)修了生 2名(女性2名) | |
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女性 高齢者介護リスクマネジメントに関する社会学的研究―福岡県高齢者介護施設の実例から― | [PDF] |
女性 自然観察から環境教育へ:環境団体の変容と機能転換 |
[PDF] |
2010年3月(2009年度)修了生 2名(女性2名) | |
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女性 水辺環境ボランティア団体の中日比較分析―「威海市大白鳥保護協会」と「和白干潟を守る会」の調査を通して― | [PDF] |
女性 インドネシア人看護職・介護職の日本への受け入れの過程に関する社会学的研究 |
[PDF] |
2009年3月(2008年度)修了生 1名(女性1名) | |
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女性 「箱崎における“絆”の社会学的考察」 | [PDF] |
2008年3月(2007年度)修了生 4名(女性4名) | |
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女性 農村高齢者の社会参加と主観的幸福感 ―熊本県山鹿市志々岐における質問紙調査― | [ PDF] |
女性 大連市における「家庭養老院」の現状と課題―日本高齢者福祉からの示唆と考察 | [PDF] |
女性 産業廃棄物処分場紛争と今後の方向性 | [ PDF] |
女性 シンガポールと香港における「新しい労働運動」 | [ PDF ] |