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【専門分野】中国古代文学
【研究テーマ】漢魏六朝文学研究、唐代文学研究、東アジアというグローバルな視点から捉え直した中国古典文学研究
【主な著書・論文】
◆『唐詩推敲―唐詩研究のための四つの視点』(研文出版、2012年)
◆『漢籍伝来―白楽天の詩歌と日本』 (勉誠出版、2010年)
◆『白居易「諷諭詩」の研究』(勉誠出版、2000年)
◆共著『目加田誠「北平日記」―1930年代北京の学術交流』(中国書店、2019年)
◆『梯航集―日蔵漢籍中日学術対話録』(上海古籍出版社、2018年)
◆『海がはぐくむ日本文化』(東京大学出版会、2014年)
○静永著作目録(2022/9/1現在)(PDFファイル)
○研究参考資料
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白氏文集諸本巻目対照表
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尊円法親王筆「琵琶引」(旧鈔本)
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九大文学部・朝日カルチャーセンター提携講座「旅の人文学(2011/4/16開講)」レジュメ(PDFファイル)
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2011年オープンキャンパス配付資料(修正版)(PDFファイル)
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偃武修文(第304回中国文藝座談会発表資料)
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日本人は本が好き(PDFファイル)
→九州大学研究者情報へ
【専門分野】中国近世近代文学
【研究テーマ】明代文学研究、白話小説と戯曲作品の成立過程や受容の研究
現代まで親しまれている『三国志演義』『水滸伝』『西遊記』などの近世・近代の文学を研究しています。 これらは当時の白話(口語語彙)を用いて書かれた作品です。社会の一握りの高級文人だけでなく、幅広い社会階層の人々に読まれてきました。
その作品に内在する普遍性を探求しつつ、形成過程、受容のあり方、社会との関わりなどを考えています。
【授業内容の例】
1)中国の白話文学の形成史についての講義
2)『三国志演義』読解、成立背景についての講義・演習
3)『水滸伝』・『金瓶梅』についての講義・演習
4)『西遊記』・三言・『聊斎志異』についての講義・演習
5)元曲の講読
6)南曲の講読
【主な著書・論文】
◆『三國志演義成立史の研究』(汲古書院、2016年)
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「「大目乾連冥間救母變文」訳注(三)」(『京都府立大学学術報告(人文)』第71号、2019年12月)
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「武定侯郭による『三国志演義』『水滸伝』私刻の意図」(『日本中國學會報』第71集、2019年10月)
※2020年度日本中国学会賞受賞論文
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「明朝勲戚武定侯郭氏と文学―「諸葛の如き」定襄伯郭登―」(『中国文学論集』第46号、2017年12月)
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「明朝勲戚武定侯郭氏と文学―家譜・年譜―」(『京都府立大学学術報告・人文』第68号、 2016年12月)
◆「『三國志演義』三系統の版本の継承関係―劉龍田本を手がかりに―」(『東方學』第127集、2014年1月)
※第34回東方学会賞受賞論文
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「『三国志演義』執筆プロセスに関わる考察」(『日本中國學會報』第64集、2012年10月)
【研究プロジェクト(研究代表者分)】
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科研(若手研究) 明代武官を中心とした社会的異種階層間の文学的交流の研究(2018年度〜2021年度)
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科研(特別研究員奨励費) 明代白話小説『三国志演義』の成立過程と変容、及びその社会背景に関わる考察(2014年度〜2016年度)
高校二年の冬、友人から勧められて、図書室に配架されていた北方謙三氏の小説『三国志』を手にしました。学校の勉強をそっちのけで夢中で読んだ覚えがあります。
中国文学についてもっと知りたいという気持ちが高まり、また『源氏物語』などの日本の古典文学にも興味があったので、大学時代には中国文学と日本古典文学を並行して勉強しました。
そして、色とりどりの中国文学のおもしろさの深みにはまり、大学院へと進学しました。
修士課程二年の時、中国・陝西省の西安外国語大学へ行き、日本語を専攻する大学生に対して日本語会話の教鞭をとる機会をいただきました(2009〜2010年)。

帰国前に四川省を旅行。成都の武侯祠を訪れ、本意を遂げました。

博士後期課程一年の夏から、中国政府留学奨学金を得て浙江省杭州市の浙江大学へ留学しました(2012〜2014年)

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※本学特定プロジェクト教員(2022年度)
【専門分野】中国古代文学、文献学
【研究テーマ】和漢比較文学、漢文学、中国古代文学
【主な著書・論文】
◆『日本近世における白話小説の受容 曲亭馬琴と『水滸伝』』(汲古書院、2021年)
◆「『南総里見八犬伝』における『水滸伝』の受容―犬坂毛野を中心に―」(『和漢語文研究』第17号、2019年11月)
◆「石渠閣補刻本『忠義水滸伝』の日本における受容の一側面―馬琴と北静廬を手がかりに―」(『中国文学報』第91冊、2018年10月)