2018年度九州史学研究会大会・総会開催のお知らせ

2018年9月8日

九州史学研究会

2018年度九州史学研究会大会・総会開催のお知らせ

拝啓、みなさまにおかれましては、ますますご清祥のことと拝察いたします。
さて、このたび九州史学研究会(代表者 佐伯弘次)の大会および総会を下記の要領にて開催することになりました。
諸般ご多用のところ恐れ入りますが、お繰り合わせのうえご出席いただきますようご案内申しあげます。
なお、今年度は昨年と会場が異なりますのでご注意ください。
まずは、要件のみにて失礼いたします。

敬具

会 場:九州大学 西新プラザ 大会議室AB
参加費:大会費500円、懇親会費3,000円
日 時:2018年10月20日(土) ・ 21日(日)

10月20日(土)
開会の挨拶 13:30~13:40
【公開講演】
13:40~15:00 高野 信治(九州大学) 神になった武士
15:10~16:30 季武 嘉也(創価大学) 問い直される大正時代像 ―大衆化の諸相から―
【総 会】 16:30~17:00
【懇親会】 17:30~19:00 (於 西新プラザ1Fロビー)

10月21日(日)
【研究発表】
9:30~10:15  安  浚鉉(広島大学) 王政復古3/5 ―慶応期における「王政復古五卿」の政治活動について
10:15~11:00 高久  彩(九州大学) 明治政府の「復古」と「博物館」 ―出品検証を介したアプローチ―
11:10~11:55 丸山 大輝(九州大学) 宝暦~天明期の鷹場と自然環境 ―熊本藩を事例に―
11:55~12:40 中村 友紀(九州大学) 近世中津藩における医療活動 ―種痘活動を中心に―
【昼  食】12:40~14:00
14:00~14:45 広津留三紗(広島大学) 耳川合戦以降の大友氏権力と領国支配
14:45~15:30 張  思捷(京都府立大学) 黒田荘の一円寺領化過程における私領主と郡司源俊方
15:30~16:15 佐々 文崇(九州大学) 大宰府と筑前国 ―兼帯と分置の背景―
閉会の挨拶 16:15~16:25

【会場案内】

【市営地下鉄をご利用の場合】
・博多駅(福岡空港駅、天神駅も同様)より姪浜・筑前前原・筑前深江・唐津・西唐津行きの電車に乗り、地下鉄西新駅にて下車(徒歩10分)
【西鉄バスをご利用の場合】
〈博多・天神駅〉
・2・3番バスに乗車、今川橋・西新パレス前下車(徒歩5~10分)

問い合わせ先:〒819-0395 福岡市西区元岡744イースト1号館
九州大学文学部 日本史学研究室内
九州史学研究会
電話・FAX(092)802-5098

当会事務局移転のお知らせ

さて、九州史学研究会事務局は九州大学文系地区の移転につき、住所及び電話番号が変更されました。
当会への連絡される際には新しい住所及び変更にご連絡お願い致します。

〒819-0395 福岡市 西区 元岡 744 イースト1号館
九州大学文学部 日本史学研究室内
電話(092)802-5098

 

お知らせ

(更新:2024/4/24)

◆現在事務局に局員が常駐しておりません。ご不便をおかけしますが、当会へのお問い合わせは 右メールアドレスまでお願いいたします。

◆論文のご投稿後、2週間以上経過しても受理通知が届かない場合は、お手数ですが当会事務局にメールにてご一報をお願いいたします。

◆電子投稿による受付を開始しました。詳細はこちら

◆当会からのメールが自動で迷惑メールに振り分けられる場合がございますので、適宜ご確認をお願いいたします。

◆広告を募集しています

詳しくは事務局までお問い合わせください。

◆機関誌『九州史学』ご購入はこちら

◆大会についてはこちらをご覧ください。

『九州史学』179号が刊行されました(2018.07.03)

各位

 先月の2018年6月に『九州史学』179号が発刊され、6月24日に発送いたしました。
もし、会員で『九州史学』179号が届いてない場合、当会までご連絡お願いいたします。

                                       九州史学研究会事務局

『九州史学』第179号 目次

論文
中世後期宗像氏の挑戦交通と大宮司職継承・・・松尾 弘毅
佐久間象山における朱子学理解--「居敬」を中心に・・・韓 淑婷
戦後日本の旧軍人団体と政治運動--軍人恩給の加算制復活を中心に--・・・山縣 大樹

書評
内山一幸著『明治期の旧藩主家と社会 華士族と地方の近代化』・・・日比野 利信

【終了】九州史学研究会事務局からのお知らせ(2018.05.08)

今年度大会研究報告の募集は終了しました。
申し込みされた方々のメールアドレス宛に受領確認のメールを発送しております。
もし受領確認メールが届いてない場合は2018年7月17日(火)まで当会にご一報お願いいたします。

 

会員各位

九州史学研究会事務局

大会発表募集のお知らせ

さて、本年度の九州史学研究会大会は、10月20日(土)公開講演、21日(日)研究発表の日程で開催いたします。
会場は、九州大学西新プラザを予定しております。
つきましては、研究発表者を募集いたしますので、ご希望の方は、下記要領にてお申し込みください。

・発表時間は30分、質疑応答は15分程度です。
・お申し込みは、氏名・住所・電話番号・メールアドレス・所属を明 記のうえ、題目・発表要旨(1000字程度)を添えて、
6月末日までに 郵便、もしくは電子メールにてお願いいたします。郵送の場合には、 要旨のデータを保存したCD-R等を添えてください。
・お申し込み、お問い合わせは下記までお願いいたします。

〒812-8581 福岡市東区箱崎6-19-1
九州大学文学部日本史学研究室内
九州史学研究会
E-Mail:kyushusigaku α mail.goo.ne.jp

なお、応募者多数の場合は、御希望に添いかねることもございますので、その旨予め御了解願います。

また、一度受け付けました発表題目の変更は致しかねますのであわせて御了解下さい。

 

 

『 九州史学』 特集号のご案内

研究会誌『九州史学』では通常号のほか、統一テーマに基づいて編集した特集号を発行しております。

このページでは、2002年以降に発行された特集号をご案内いたします。

『九州史学』132号
 中世特集号       前近代の日朝関係史料と地域交流

『九州史学』133号
 近世特集号       地域社会における中間層 ―「中間」意識の形成―

『九州史学』137・138合併号
 近世特集号       地域社会における中間層(Ⅱ)

『九州史学』144号
 中世特集号       環シナ海世界と古流球

『九州史学』148号
 創刊50周年記念特集号  博物館の現在と未来 ―指定管理者制度をめぐって―

『九州史学』149号
 創刊50周年記念特集号  士族反乱研究の可能性

『九州史学』150号
 創刊50周年記念特集号  半世紀をむかえた『九州史学』

『九州史学』156号
 古代特集号       平安時代儀式研究の再活性化をめざして

『九州史学』158号
 近世特集号       近世大名展をつくる/みる

『九州史学』159号
 近代特集号       大名華族と旧藩意識

『九州史学』162号
 中世特集号       戦国期九州の政治過程論

『九州史学』163号
 近世特集号       対馬藩特集 ―主体としての対馬・対馬藩―

『九州史学』166号
 中世特集号       戦国期九州における大名領国の拡大

『九州史学』167号
 近代特集号       帝国大学の〈内〉と〈外〉

『九州史学』180号
 創刊60周年記念特集号  箱崎と博多湾 ―都市の重層性と時代性―

※論文タイトル等については「総目録」からご確認ください。  

また、購入希望の方は、「分売案内」のページをご覧ください。

『九州史学』144号 環シナ海世界と古流球

本特集「環シナ海世界と古琉球」は、古琉球の時代(一六○九年以前)に時期を限定して、日本と琉球の交流史を中心に、琉球をめぐる交流史を多面的に検討し、環シナ海世界の中における琉球の位置づけを明確にしようとするものである。本特集は、二 ○ ○ 四年一二月一一日(土)の九州史学会(九州大学)において、九州大学二一世紀 cOE プログラム「東アジアと日本:交流と変容」の主催で、同名のシンポジウムを開催したことに端を発している。(中略)
また、本シンポジウムを行うにあたって、日本学術振興会研究費補助金・基盤研究( B ) [朝鮮書籍から見た中世の日本と国際関係](研究代表者:佐伯弘吹)と共催で、「環シナ海と琉球」研究会を開催した。
上記シンポジウムから伊藤・池田両報告、一環シナ海と琉球」研究会から荒木・新名両報告、さらに佐伯の古地図に関する別稿を加えて、計五本の論考によって本特集を組むことにした。(中略)
五編の論考は、主張において決して同じ方向性を有するものではないが、それぞれが日琉関係史や環シナ海世界の中での琉球史を考える際に新たな論点を提示している。本特集が、こうした分野の研究の進展に寄与すれば幸いである。

(佐伯弘次「特集にあたって」より部分抜粋)

《内容紹介》

佐伯弘次 特集にあたって
伊藤幸司 〈論文〉「十五・十六世紀の日本と琉球-研究史整理の視点から-
荒木和憲 〈論文〉「十五・十六世紀の島津氏-琉球関係」
新名一仁 〈論文〉「三宅国秀・今岡通詮の琉球渡航計画をめぐる諸問題
-南九州政治史の視点から-
池田榮史 〈論文〉「琉球における中世貿易陶磁の様相」
佐伯弘次 〈論文〉「『海東諸国紀』の日本・琉球図と『琉球国図』」

『九州史学』133号 地域社会における中間層-「中間」意識の形成-

近世社会においては、政治権力と民衆社会の結節点として庄屋・大庄屋といったいわゆる「中間層」が設定され、政治権力の末端として、または民衆社会の代表者としての役割を担った。彼ら中間層については、かつて経済的側面に注目した地主制研究、豪農論に基づく 研究がさかんにおこなわれた。その後一九八〇年年代からは中間層が持つ行政機能に着目する研究や、畿内において頻発した「国訴」 の運動形態を分析することにより、近世の中間層を近代の代議制の先駆とみる研究などがあらわれ、村政の民主化といった、近世社会に おいて民衆社会の側が育んだ「公共的領域」を積極的に評価し、中間層を近世・近代移行期における変革主体として位置づけるようになった。そして近年では都市社会論の影響を受け、地域社会構造を把握し、そのうえで中間層を位置づけ直す試みや、支配層の具体的政策展開のなかで、中間層が担った役割と彼ら自身の変化の検討を主張する見解も出され、いわば「公共」「行政」と「社会的権力」をキーワードとした多様な研究が繰り広げられている、とまとめることができるだろう。
しかしそれらの研究を支える実証研究についてみたとき、各地で多様な中間層のあり方を実態的に考察した研究はまだまだ不十分である。我々は、先に述べたような論争が行われている今こそ、それぞれの地域が有する、特有の自然環境や歴史的背景を踏まえた研究を進めることで、質的にも豊かで多様な中間層の実像を示すことが可能であり、単なる事例研究の蓄積にとどまらず、中間層研究の深化に寄与できるものと考えている。
そこで、近世史部会においては、中間層の担った機能・役割、および意識について検討することによって、その歴史的意義の再評価を試みる特集を組み、これまで部会報告などを積み重ね、本号では、そのうちの三本の研究論文を掲載した。近世史部会では、今後も中間層について考えていく予定だが、今回のキーワードである「意識」についてのみならず、様々な中間層の側面を明らかにしていきたい。

(伊藤昭弘「特集にあたって」より部分抜粋)

《内容紹介》

伊藤昭弘 特集にあたって
宮崎克則 〈論文〉「会議を開く庄屋たち-唐津藩の場合-」
佐藤晃洋 〈論文〉「豊後国直入郡幕領の庄屋」
伊藤昭弘 〈論文〉「萩藩における「御仕成」と中間層」

『九州史学』132号 -前近代の日朝関係史料と地域交流-

 前近代、特に中世の対外関係史については、昨今、様々な新しい潮流が出てきている。東アジア~ 東南アジア地域を「環シナ海世界」と「環日本海世界」に大きく分けて、広域の海域世界を設定したり、 国家の枠組みを相対化し、国際交流を新たな視角から捉えようとする、村井章介氏の考え方はその代表的なものである。 また、日中・日朝・日琉など各時代の諸関係の個別研究も増加しており、その関係の特質がより明確になってきている。
一方、そうした対外関係史研究の進展と相まって、新しい史料の発掘や新たな視角からの史料研究も進んできた。 例えば、対馬宗家に伝来した図書や木印が大量に発見され、十六世紀の日朝関係史研究が大きく進展したのはその代表的な例である。 また、考古学における貿易陶磁研究の隆盛も見逃せない。しかし、個別史料研究は進展してきたが、まとまった史料論は少なく、 日本古文書学の中では、まだ課題の多い分野である。
本特集では、そのような研究動向に鑑み、時代を中世から近世に限定して、新たな史料の発掘や新しい分析視角に基づいた日朝関係史を志向してみた。 この分野の研究には様々な史料があるが、本特集では、各執筆者がそれぞれの一点ごとの史料そのものにこだわり、外交史料論と対馬宗氏を 中心とした日朝関係史を追求している。特に外交文書を中心とする文書研究を特集の中心に据えている。さらに研究上重要と思われる史料三件を翻刻紹介した。 本特集が、今後の中近世対外関係史研究の進展に資すれば幸いである。

(佐伯弘次「特集にあたって」より一部抜粋)

 

《内容紹介》

佐伯弘次 特集にあたって
伊藤幸司 〈論文〉「現存史料からみた日朝外交文書・書契」
米谷均 〈論文〉「文書様式論から見た一六世紀の日朝往復書契」
ケネス・R・ロビンソン 〈論文〉「『海東諸国紀』写本の一考察」
佐伯弘次・有川宜博 〈史料紹介〉「大山小田文書」
米谷均 〈史料紹介〉「一五七二年の対馬宗氏あて礼曹参議書契について」
伊藤幸司 〈史料紹介〉「九州大学所蔵「宗義達吹嘘」について」